新月満月の星読み・バックナンバー2018年

 

12/23 蟹座の満月

23日に日付が変わってほどなく、蟹座の0度台で満月です。

サビアンシンボルは「船で船乗りが古い旗を降ろし、新しい旗を掲げる」。

冬至(太陽の山羊座入り)があってすぐのタイミングでの満月、
なかなかのパワフルさがあります。

ここまで続けてきたことの刷新、
新しく生まれ変わる流れ、
ターニングポイント、
そんな気配が濃厚です。

満月を形成している月と太陽に、
天王星が応援しているような角度で力を注いでいるので、
なおさらこの気配が高まります。特濃です。

この「気配」は、人によって様々ではありますが
収入や金銭面、もしくはその人なりの『豊かさ』という部分で起こる可能性が高いようです。

会社で、または仕事で、
新しいプロジェクトやチームの一員として抜擢される、とか
収入が増える、昇給する、といったわかりやすい形で現れる方もいれば、
お金で買えるものの価値を見直し、
自分でしか作り出せないものに人生の比重をかけて行くという方もいるでしょう。

きっかけとしては、例えば旅。
例えば、大切な誰かや何かとの別れ。
そうしたことによって
今まで自分の中になかった新たな価値を見出すこともあれば
これまでの価値観を見直して、お金以外のものについてのボリュームが大きくなっていく方もいます。
都会で暮らすという誰もが憧れるような豊かさから、
地方の小さな町で、不便だからこそ、周囲の人々とつながる
といったような新基軸の豊かさにシフトすることもあるでしょう。

冬至が太陽12ハウスで起こっていますので
この新しく生まれ変わる流れは
自分の中では論理的に説明できるようなことではないかもしれません。

ただ、なんとなく。

こちらの方が、今は心地いいから。

もう、飽きちゃったしね。

どこからわいてくるのか分からないけれど
自分の中から確かに聞こえてくるそんな声に
耳を傾けて動いていくことが
進むべき道へ導いてくれる、
ここから半年程度の星からのメッセージとなっています。

12/7 射手座の新月

7日の夕方、ほぼ日没の時間に、
太陽のある水平線の位置、射手座の15度台で新月です。

サビアンシンボルは「カモメが食べ物を期待して船のまわりを飛ぶ」。

新月を形作る太陽と月に、
魚座に同じ度数で位置している火星と海王星が
調停的な角度でエネルギーを注いでいます。

ちょっと、なんというか
大きな話に聞こえてしまうかもしれないのですが…。

大きな力に飲み込まれていないか、
長いものに巻かれて真実を見失っていないか、
自分の利益だけに焦点を合わせてしまっていないか、
そんなことを確認するようにと言われているような星の配置です。

仕事面と、
それをサポートしてくれる人々との関係について、
改めてその点を確認してみましょう。


やる気に火がつきやすいときだからこそ、
目標のために手段を選ばないような行動や
達成のために誰かを傷つけてでも進んでやる、
といったような動きに、
つい流されてしまいがちだったりします。

自分でやるのはいやだから、誰かにやらせてしまえ、
面倒だから相手に丸投げしてしまえ、
そんな感覚にちょっとでもなっていたら要注意。

遠くからは同じように見えるかもしれませんが、

これが得意な人だから、お願いしてみる。
若手のチャンスになりそうだから、トライさせてみる。
といったことと、大きく大きく異なります。

どういう「思い」のある発言なのか、
どういう「思い」のある行動なのか、自分の中で確認してみましょう。

お互いの力が合わさることで、加速していくような関係性。
補い合い、一段とパワーアップできるようなコラボレーション。

本来は、
そうした素敵な、
願ったり叶ったりの組み合わせが生まれるタイミングなのです。

自分のことしか考えていないのではないか?
一呼吸置いて、そこへ目を向けるべきときです。

11/23 双子座の満月

23日の勤労感謝の日の金曜日、午後のおやつの時間のちょっと前に、双子座の0度台で満月です。

サビアンシンボルは「ガラス底のボートが、海中の神秘を明らかにする」。
目の前にその光景がパーッと広がるようなシンボルですね。

さて、満月を形作る双子座の月と、射手座の太陽、
そこに射手座に滞在中の木星が、太陽のほぼ真上から力を注いでいます。
また月と太陽は魚座の火星とそれぞれスクエアで手を繋いでいるという今回の満月図。
ここから浮かび上がるメッセージを紐解いていきましょう^^

まずは、よく観察すること。
眺めてみること。
そこに同化するのではなく、一歩引いたところから様子をよくうかがってみること。

今はまだ、没入してしまうというよりも
よく観察して、そこに対して
どう取り組もうか
どういう姿勢で臨もうか
モチベーションをどう保とうか
そんなふうに、計画を立てる段階と言えそうです。

お料理で材料を入れる前に、
まずフライパンに油を敷いてをよく温める、という感じ。

今のうちに俯瞰して見ておくことで、この先スムーズに進むことができるのです。
自分の中での自分との会話がアレコレと増え、
やる気が出たり、しぼんだり、またやる気が出たり、となるかも。
そんなことも、おおらかに受け止めてください。

もうひとつは、
「学ぶこと」や、その反対の「教えること」について、
なんらかの動きがあるかも、ということ。

いずれにしても、目に前に現れる事象にドギマギせずに
まずはじっくりと「よーく見てみる」こと。

そんなことを意識するような満月前後からの二週間になりそうです。

11/8 蠍座の新月

8日に日付が変わって世の中の喧噪もひとやすみする頃、
蠍座の15度台で新月です。

サビアンシンボルは「少女の顔が微笑み始める」。

今回の新月を形づくる月と太陽には、
海王星が120度の角度でエネルギーを注ぎ込んでいます。
また、山羊座にある冥王星とも、ゆるくですが60度の角度を形成しています。

今までは難しかったことでも、
だんだんと受け入れられるような変化が自分にもたらされることが
今回の星の配置図から浮かび上がってきます。

自分に対する偏見を手放す人、
他人についての
凝り固まった考えを見直す人、
拒否していた感情を認めて溶かして行く人、
新月はこうした変化が起こりだと示唆する角度に形成されます。

特に自分の基盤になっているような部分で、このような変化が起こるでしょう。

例えば、毎日当たり前にしていたことや、守りたいと思っていること。
寝ること、
食べること、
話すこと。
家族のこと、
暮らしている場所でのこと。

決して揺るがない、変わらないと思っていた部分、
そんなところでこそ、
今回の、やわらかな「少女の微笑み」のような変化が訪れます。


そして、この変化を受け入れた後には
大切な人と、大切な時間をともに過ごすこと。

誰かのためにしたわけではないのに、
大切な人が、
その変化を一番喜んで、力を与えてくれるようです。

さらに、8日の夜9時半過ぎに、
木星が約1年滞在していた蠍座から、次の天秤座に移ります。
ここから先、来年12月にさらに次の山羊座に移動するまでの1年、
世の中の空気感がこれまでとまたちょっと変わってくるようです。

10/25 牡牛座の満月

25日に日付が変わってまだ深い闇の中、牡牛座の1度台で満月を迎えます。

サビアンシンボルは「電気的な嵐」。
前回の新月も嵐に関わっていましたが、今回も嵐という象徴的なワードです。

満月を形作っている牡牛座の月には逆行中の天王星が重なり、
もう片方の蠍座太陽には、同じく逆行中の金星が寄り添っています。
その両方に、山羊座土星がエネルギーを注いでいます。

新しい道が、突然目の前に現れるような、そんなタイミングです。

これまで目指していた方向や
見通していた将来とは全く別のことである可能性が高いです。

思わぬハプニングやトラブルからそれが見えてくる場合もありますし、
誰かからもたらされる場合もあります。

それは、今までの「私」の考えが及ぶ範囲にはなかった選択かもしれません。
考えたことがなかったわけではない、
けれど、ダメだと思い込んでいた、とか
自分自身で「ここまでが私の夢の範囲」と枠にはめていたということもあるでしょう。

全てを取っ払って考えてみたら、なんでダメだと思っていたのかもわからない。
そんなことだったのかもしれません。

この出来事のベースになるのは、
実はここまであなたが築いてきた「信頼」や「信用」です。

あなた自身を信じてもらう、受身としての信頼や信用ももちろんですが
あなたがこれまでに一体何を信じてきたか、誰を信じてきたか、
という意味での信頼や信用も重要な意味を持ちます。

突然目の前に現れたように見える出来事の土台に
ここまでずっと紡いできた流れが脈々と流れている。
そこに気づいたら、さらに飛躍できるでしょう。

まだまだ先へ行ける、
広がりを持てると信じているなら、
道は確かに続いていたし、続いていくのだと思います。

信用や信頼、自分の心が信じるもの、
それらをもう一度見直すことで、
見たこともない道が
ビビッドにあなたの人生に現れる気配です。

10/9 天秤座の新月

9日のお昼過ぎ、天秤座の15度台で新月です。
サビアンシンボルは「嵐のあとに、船が修理を必要として陸に上がっている」。
なんだか、最近の台風の後の現実を指し示しているかのようなシンボルですね。

さて、今回の新月図を見て行きます。
新月を形成する重なった太陽と月には、冥王星がハードな角度でかかっています。

自分自身の内側と対話をする機会が増えるかもしれません。
自ら率先してそういう状況になるのではなく
どちらかというとそうせざるを得ない状況になると言えます。

いつも1人で考えたり感じたりすることができる方にも、
今回ばかりは「誰かに聞いてもらう」ことをオススメします。

というのも、
自分自身を内観するうちに
本来と違った方向へと行ってしまったり
物事を必要以上に悪い方向へとらえてしまいがちな可能性が高いのです。

ですので、誰かに聞いてもらう。

もちろん、耳で聞いてもらうのでも、
SNSなどで発信して反応を得るのでもいいのですが
とにかく1人で抱え込まないこと。

自己開示が必要な場面が多いかと思うので、
つい二の足を踏んでしまいがちですが
信用できる誰かに、どうぞ打ち明けてみてください。

今新しいことに踏み出すことには
少しの難しさを感じることもありそうです。

特に意思疎通がうまくいかないといった形で表れるでしょう。

言葉を尽くしても、聞く耳を持たない人には届きにくいもの。
もし可能であれば、時間をおいて。
他にやるべきことを先に片付けてしまうくらいがちょうど良さそうです。

9/25 牡羊座の満月

25日(火)のお昼前、牡羊座の1度台で満月です。
サビアンシンボルは「人間の性質を明らかにするコメディアン」。

壮大なビジョンに対する嘘偽りのない純粋な眼差し、という星の配置が見て取れます。

自分自身とたくさん対話しましょう。

今回の満月をきっかけに
ご自身のこと、
ご家族のこと、
仕事のことに関連して
あれこれとアイデアが浮かびやすくなるでしょう。

そのアイデアは
どちらかというとスケールの大きなもの。
達成するには時間と労力と、ともすると運が必要だと思えるような
ある意味壮大なビジョンが浮かんでくるでしょう。

想像力の翼を広げ、浮かび上がるアイデアをそのまま受け止めましょう。

ある意味で、欲望のままに、
湧き上がってくるままに任せます。
無邪気に、純粋に、素直に、自分の奥底にある願いや欲を出してきて、
同時に無邪気に純粋に、受け止めていきます。

この満月の月は
否定したり、抑えたり、良し悪しの判断をしなくていい角度に配置されていますから
欲求ダダ漏れでOK。

ですが、これは簡単なようでいて、その実とても難しい作業です。

あれはダメ、これはダメ
他人と違わないように
遠いから、お金がないから…etc。

小さな頃からそんな風に育ってきた私たちには
自分自身で枠や限界を決めてしまったり、ブレーキをかけてしまうもの。

アイデアのかけらに気づかないように暮らしたり
欲望を認めずにやり過ごしていたります。

そこを、いま、オープンに感じて、オープンに受け止めてみましょう。

心の筋トレ。
たぶん、慣れると楽しい筋トレです。

ここでのこの作業が『自分の納得のいく形で』できたかどうか。
その辺が、さらに先の展開に影響してくるようです。

9/10 乙女座の新月

10日(月)の未明、乙女座の17度台で新月です。
サビアンシンボルは「ウィジャ盤」
これは日本で言うところの「こっくりさん」のようなもので、
西洋版のこっくりさん”ウィジャボード”のことだそう。

さて、今回の新月、
ご自身の中を深く内観するのに向いています。

自分の感覚や感性を、自分自身のために最大限に使うときです。

普段意識に上っていることと、
潜在意識の中に眠っていることと
それを両方つまびらかに、確認していく作業をしてみましょう。

例えば
ちょっとした体調の悪さ。
繰り返す痛み。

加齢のせい、
ホルモンのバランスのせい、
と、つい毎日の生活の中では、
それが当たり前だと受け入れてしまいがちです。
これは、意識が担当している部分。

ですが、私たちは
実はとても優秀なセンサーを持っていて、
体や心が感じ取っている違和感や原因があったりします。
こちらが潜在意識の部分。

ちょっと深く自分の内側を確認してみること。
あの毎日の習慣のせいかも、
気づかないうちにしている姿勢のせいかも
体を冷やしているのかも
食べるものがあっていないのかも…。

そんな風に、
もしかして?
あれ?おかしいかも?
と頭の隅や心のどこかで思っていることに一度光を当ててあげましょう。

体調という例えを出しましたが、
これは仕事の面で「なんとなく、違うと思っている」とか
人間関係に「違和感がある」とか
それこそ住んでいる場所とか、
どんなことに関しても当てはまります。

「あれ?これってどうなんだろう?」と気づきがあり
自分の深いところを見つめることで
なんらかの原因や答え、解決策が見つかるでしょう。

新月の暗がりの中、自分の内側にライトを灯すように。

なんとなく、の中に
とてもたくさんの情報と
あなたにとっての「正解」が隠れているはずです。

 

8/26 魚座の満月

26日(日)の夜、魚座の3度台で満月です。
サビアンシンボルは「2つの海岸保養地をつなぐ細い地峡での交通9渋滞」。

目に見えないメッセージを受け取る機会が増えるかもしれません。

ここのところで
自分の目指すもの、向かっていく目標について考えてきた方々には
朗報がもたらされるようです。
それは、頭で考えたり、理論的に分析するよりも、大切にすべきこと。

気持ちや感情といった部分のよう。
そして、踏ん切りがつくようです。

あたためて来たこと、
形にしようともがいていたこと、
あれこれと試行錯誤を繰り返して来たこと…。
ここまでで
色々と堂々巡りのような感じがしていたり
光の見えない感じがしていたのではないでしょうか。

今まであれこれと練っていた作戦や
分析、思考、リサーチや調査については、
一度全部忘れてしまいましょう。

大丈夫、ここまで積み重ねて来たそれらは
もうすでにしっかりとあなたの血肉となっています。

ふー、っと一息ついたら、
思考を働かせず、
こころに、
気持ちに、
素直に動いてみてください。

これが、求めていた回答です。
実は、あなたの中にずっとあった答えです。

違和感があるなら、修正しましょう。
気持ちよくできること、
気持ちに無理なくできることが正解です。

嫌だなとか、
気持ちがチクチクするな、とか
妬ましいとか、羨ましいとか、
そんな感じがするなら、聞いてみましょう。

それって、本当?
これが望むもの?
このままでいい?
どこへ行きたい?
誰となら楽しい?

そんな風に、自分に尋ねて、
内側から返ってくる答えに耳をすませてみてください。

 

世の役に立つ。
誰かのためになる。
みんなを笑顔にする。

そのためには、何よりもまず、
自分自身の気持ちに嘘偽りがないことが肝心です。

 

 

8/11 獅子座の新月

11日の夜、獅子座の18度台で新月です。
サビアンシンボルは「ハウスボートの上でのパーティー」。
ある意味で獅子座らしいシンボルです。

ここから約半年は
あなたらしさ、
あなたらしい幸せ、
というところへまっしぐらに向かっていくようです。

実際に、そこまで到達できなくても
それを念頭に人生を探検していくのかもしれません。

見つけるのは半年後なのか
もしくはさらにその先に続くのか…。
この辺は人それぞれではあります

義務感という鎧(よろい)を、まずは外してみませんか。
必要以上の規則を、自分に課していませんか。
自由から逃げようとするのは、恐れからではありませんか。

ふとしたきっかけで「自分らしさ」についての発見があるでしょう。

その発見は、もしかしたら困難を伴うこともありますが、
それだけの結果をもたらしてくれるものであるはずです。

思うようにならなさ、を実感する日々があるかもしれませんが
だからこそ、順調であることの奇跡に感謝できるでしょう。

ずっと靄(もや)がかかっていたような気分だったはずが
あるとき突然晴れるような経験をする方もいらっしゃるようです。

ポイントは、心と体にしっかりと向き合うこと。
どちらも健康であることが、何よりの財産です。
自分の内側をチェックして、自分らしい快適さを積み重ねて行きましょう。

全力を尽くして、
やりきったその先で、
すべての期待を手放して、
あるがままの結果を受け入れてみてください。

 

7/27 水瓶座の新月

28日の早朝、水瓶座の4度台で満月です。
サビアンシンボルは「若いリーダーの努力を成就させようとする先祖の委員会」、
この満月は皆既月食を伴っています、日本でも観測できる…はずでしたが、台風でそうもいかなさそうな気配ですね。

強いパワーのデトックスを伴う満月と言えそうです。

この先半年ほど、
折に触れて目に見えない形でのサポートがありそうです。

そこに気づいて感謝を送ることで、
さらなる助けを受けられることが多くあるはずです。

目に見えない形でのサポートといっても、
大きなものから、日々のちょっとしたことまで様々です。
運よく信号が青になった、
タイミングよく乗り換えの電車がやってきた、といった
ほんのちょっとしたことから身の回りに起こりはじめるでしょう。

このような出来事が起こると、
私たちは「運がいい」と感じたり「もってる!」と感じます。
それこそが、見えないサポートです。

ただ、あなたが進むべき方向ではないときにはそれは起こりにくく、
また最初からそれをあてにして期待しすぎていると、なかなか得られないでしょう。

フラットな気持ちで、力を抜いていてください。


さらに、ここから先しばらくは
「新しい視点を持つように」とも語りかけられています。

自分を縛っている様々なものから、
自分自身を解き放つタイミングでもあります。

毎日のちょっとした癖、
特に「思いグセ」から一歩踏み出せる半年になります。

自分を押し殺してしまいがちな人、
ちょっとだけ、と思いつつやりすぎてしまう人、
ついつい、無理をしてしまう人、
心当たりはありませんか?

これは実は、だれかのせいではなく、あなたが自分にさせていたり、許していること。

いつもと違う言動をするのは大きな勇気が必要ですが
少しずつ、小さな勇気と行動を積み重ねていきましょう。

 

 

7/13 蟹座の新月

13日のお昼前、蟹座の20度台で新月です。
日本では観測できませんが、部分日食の新月。
次の満月、もう一つ先の新月と合わせて、この先半年ほどの毎日の土台になるような、そんな影響があるホロスコープです。

サビアンシンボルは「オペラを歌うことによって、有名な歌手が自分の名人芸を証明する」。

この新月は、いくつか特徴がありますが、
もっとも特徴的なのはMC(天頂)で太陽と月が新月を形成しているということ。
そこへ真正面から力を送り込んでいるのが現在逆行中の山羊座冥王星、
新月にゆるくトライン(180度)で手を結んでいる海王星と合わせて、直角三角形を作っています。

自分自身の気持ちを満足させる社会的な役割や仕事、というキーワードが見えてきます。

もちろんこれには
報酬として満足するということも含まれますし、
こうありたいと希望する姿そのもので社会の中で存在している私、
心が満たされることをしている私、
「やりたいからやる」「することができて楽しい」と満足している様子、
というようにも受け取れます。

冥王星の力を真っ向から受けていますので、
ある意味での破壊と再生の上に、
この「気持ちを満足させる社会的な役割や仕事」が成り立つようですが、
逆行中の冥王星は「破壊と再生」をわかりやすい形では表現してくれないかも知れません。

素直に手放せない、でも本当はもうわかっている。
目に見えては再スタートできていないけれど、実は毎日芽を出すための種まきと水やりを繰り返してきたので、
いつでも飛び出せる準備がすっかり整っている。

そんな様子が見て取れます。

 

何も動いていないように感じるかもしれませんが、ちょっとずつの積み重ねが必ずあります。
変化が起きていないと感じた時間も、実は小さな変化の連続であるはずです。

この新月が私たちにもたらす影響はそんなふうに、
即、結果として見えないかもしれないけれども、
結果が見えた時には、すでに揺るぎないどっしりした土台を構築した状態で「当たり前のようにそこにある」のだと思います。
それが、社会的な役割や仕事、という分野で現れます。

今、現実の世界で、
様々なものを見せられている!と感じるのではないでしょうか。

それは例えば誰かの成功と、それをうらやむ私、という形だったり
誰かの後悔と、何もしてあげられない私、という形だったり
過去の自分を振り返るという形だったりするのかもしれません。

大切にしたいもの、
大切にしたいこと、
それらを一度新しい頭と気持ちで整理することでこの日食のエネルギーを昇華させられる気配です。

周りの人々は自分を写す鏡でもあり、
周囲と自分との「ひびきあい」でもあり、そうしてお互いに影響しあっています。

社会的な立場も仕事も、
実は周囲があってこそ成り立つこと。
一人で山の中にいて、仙人のようにいきているだけでは成立しません。

他人の目を気にする必要はありませんが、
そこに思いやりを持って接することは大切です。
あなたを取り巻く環境はここから半年、ガラッと変わってくる可能性を秘めています。

あなたの内側にある愛を、
ちょっとずつ、半径30cm、半径1mと広げていくように
じわじわとまわりに届けてみてください。
それは必ず、じわりじわりと、あなたへ返ってきます。

 

6/28 山羊座の満月

28日の午後、山羊座の6度台で満月です。
サビアンシンボルは「ベールに包まれた預言者が神の力にとりつかれて語る」。

自分の土台を固めるような方向へ意識が向くようです。

住んでいる地域や、
属している会社や集団、
大きくくくったまとまりを踏まえて、
自分のあり方に反映させて行くような行動を取りはじめるのかもしれません。

居場所、住んでいる場所を整える、
といった直接的な動きとして現れる方もいますし、
ここでどう生きるか、といった
マインド面を確立していくような形で影響が出る方もいらっしゃいます。

近くの誰かがお手本になるというより、
今回はむしろ
遠く離れたところで活躍する人の姿を見て、
自分の足元のことに反映させたり、
もしくは離れたところから
「こちらに目を向けるよりそこでやるべきことがあるのでは?」と
問いかけられたりするのかも。

そんなふうに
相反するものが輝いて見えるからこそ、
遠いところに光が差しているように感じるからこそ、
または手の届かないような憧れているものがあるからこそ、
かえって自分の居場所がフォーカスされたり、
やるべきことが浮き彫りになるような気配があります。

また、今まで誰かと一体化しがちだった人は
あの人と、私は、明らかに違う。
と、明確に線を引くことができるようになるかも。

気持ちを共有することや、誰かと共感することと、
相手に依存しきってしまうことは全く異なります。

そろそろ、自分の足で立つことを考える。
そろそろ、こっちに入ってこないで、と言ってみる。
そろそろ、あの人のお世話をする私、というアイデンティティを手放す。

そんな小さな、
でも大きな決意が
できる時でもありますし、
その一歩を踏み出せる時でもあります。

 

 

6/21の夏至(号外)

2018年の夏至図、いくつか特徴がある中で、まず私の目に入るのは
水の星座のグランドトライン。
山羊座の冥王星でカイトとも読み取れます。

蟹座、蠍座、魚座をむずぶ大三角形、といえばわかりやすいかな。
それを形作るのは、水星、木星、海王星。

境界を設定せずに壮大に夢を描き、
マニアックに追求して深め、膨らませ、
大事な人たちに伝えていく、という形。
それを繰り返すことで、良い循環が起こりそうです。

 

海王星は魚座の真ん中あたりの度数。
海王星っぽさを超発揮するかも。
とはいえ、3ハウスですし
夢を見るといっても、無謀な感じではなくて
地に足をつけている感じはします。

強いのは、クリエイティビティの発露、かな。
すごく創造的です、クリエイティブです、角度的にも。
そこに海王星が投入されますから、壮大なパワーです。

色々と、妄想してください。
実現する力が強いです。
妄想すればするほど、新しいものが、あなたから生まれます。

 

地域や地元のコミュニティが活躍の場になるのかも。

蠍座木星とのトラインですから、
そうした場で広がりが出たり、
仕事としての可能性が膨らむ様子も見受けられます。

それをとても大事な人、パートナー、相棒、大切にしている人たちに
自分の中で温めてきたことを伝えたり
相談して、さらに深めたり広げたりしていくような
そんな循環を感じます。

 

その循環は、他者と関わり合っていくことで、昇華できる兆しです。

常に循環し、
そして他者と協力したり競い合ったり、
勝っても負けても何かをつかんで立ち上がって、
また循環に戻って、
色々妄想してマニアックに追求して、
だれかにアウトプットしながら
また協力してつかみ取って…。

例えば氷の彫刻が出来上がるように
1本の木から何かの像を掘り出していくような、
そんな日々になっていきます。

もう一つのテーマは、女性性と男性性のバランス。
拮抗して動かなかったもの、安定していたはずのものが
なにかちょっとのキッカケでグラグラとするかもしれません。

これは、
自分自身の中の女性性と男性性のバランスということもそうですが、
例えばパートナーとのバランス、
仕事の相棒とのバランス、
そうした誰かとの実質的、または精神的な役割分担、みたいなものも含みます。

元のバランスと変わってくることは不安定に感じて
色々と不安になりやすいですが、
今のベストに向かっているだけなので
そんなにシリアスにとらえないで。

周りも全て変わってきているので、
「わたし」もそれに影響されます。
お互いに、宇宙にあるものは全て、影響しあっているだけ。

半年後の冬至に、また次の流れが指し示されるでしょう。

 

 

6/14 双子座の新月

14日の早朝、双子座の22度台で新月です。
サビアンシンボルは
「木の高いところにある巣にいる3羽の雛鳥」。

約1ヶ月前の前回の新月とその翌日の天王星の移動からこちら、
いろいろな面で新たな出発をしたり、
これまでの見直しを迫られている方が多いのではないでしょうか。

前回の新月と天王星移動の星読みで、
ここから先7年くらいのサイクルに当てはまることとして、
次のように書きました。

「自分の価値判断、
価値の基準を明確にしておくことが非常に重要になります。
(中略)
今までの「大事」を一掃するような
価値観の変化もじわじわと訪れる、
それを一度リセットするような新月であるとも言えるかもしれません。

メッキは、だんだん剥がれます。
そう書くと怖いような気もしますが、
本物だけ、
本当に大事なことだけ、
自分が心の底から価値を感じるものだけ、
残っていくでしょう。」

今回の新月もこの流れを強力にサポートしてくれるようです。

大切なことと、そうでもないことを「仕分ける」ために力を貸してくれます。
整理整頓してみましょう。

それはお家の中のあれこれ、
たとえば本や洋服やアクセサリーといった物質的なこともありますし、
人間関係やしがらみ、
エネルギー、波長といった、ある意味目に見えないことも含みます。

誰かのことを考えて整理するのではなく、
あくまで「自分基準」で、
自分にとって大切なこと、
必要なこと、もの、人をピックアップして、
そのことで残ったものが
不必要なこと、もの、人であると明確化する、
という側面が非常に強いです。

「今、すぐ、捨ててしまう、手放してしまう」という行動まで移せなくても大丈夫。

この先、順次整理していこう、と
手放すものに印をつけてあげる、という感覚でいいと思います。

これはもういいや、
やり尽くしたから手放そう、
今のわたしの方向には合わないな、
どうももう面白くないんだよな、
それくらいの、気楽さで感じ取り、ジャッジするといいでしょう。

理由ははっきりしないけど、
体や心のどこかで「必要ない」という声がするかもしれません。

この星回りでは、どこからともなく声がしてきたり
夢で見たり
亡くなった友や親しい人に言われているような気がしたり、と
そんな感覚が研ぎ澄まされていますので
そこで「受信」した感覚は信じ切るのが正解です。

 

 

5/29 射手座の満月

29日の夜遅く、射手座の8度台で満月です。
サビアンシンボルは
「母親が小さな自分の子を導き、急な階段を一段一段ゆっくりと昇らせる」。
非常に示唆的な度数です。

何らかの形で、気づかされることがあるかもしれません。

例えば誰かの経験談を通して、自分に当てはめて考えるとか、
目の前で起こった出来事を、自分の身に置き換えて学び取るとか、
そうしたことを通して、
何かに気づく、気づかされるということが
起こりやすいタイミングのようです。

直接的に、誰かから伝えられることもあるでしょう。
メッセージのような形で届いたり、
伝聞や、
感想、もしくは口コミのような形式で伝達される可能性も。

そこに今後見ていくべき世界や
心の持ちようの方向づけへの「決め手」となるものが含まれています。

聞こえてきた話や見せられた現実が
今の自分にとって厳しい話だとしても、大丈夫。
それがいま、あなたの前に現れたことを
数ヶ月後のあなたは、たしかに感謝しているでしょう。

このことは、
特に仕事や、
あなたの社会的な立場(父である、母である、主婦である、アメフット選手である、学生である、というような)で影響してくるでしょう。

双子座、乙女座、射手座、魚座の方々は、
中でも特にこの仕事と社会的立場に関しての学びが
ダイレクトにあなたの身に訪れそうです。
形をよりよく、適切に変えていくときです。
楽に呼吸できるように、そこには自分の夢や希望を必ず取り入れてください。

牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の方々は、
特に年長者の方や、その道の先輩からの学びが増えそうです。
もしかしたらそれは、その方の失敗談の中に隠されているかもしれません。
決して成功の話の中だけに、私たちの気づきが隠されているわけではないのです。

牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座の方々は、
目の前で起こる出来事に対して、
あなた自身が抱く思いの中にこそ学びがありそう。
自分の心のくせに気づけばラッキー。
うまくいかなさの原因を過去に求め過ぎないで。

 

 

5/15 牡牛座の新月 天王星の移動とともに

明日15日の夜9時前、牡牛座の24度台で新月です。
サビアンシンボルは「広い公共の公園」。

自分のことだけでなく、
広く視線を向け
そこに愛を注ぐことで、
結果回り回って自分にも安心がもたらされるような角度です。
何かに投資するとか、
もしくは極めて個人的な趣味の領域とか、
そういったことについてフォーカスされてくるかもしれません。

例えば投資をするなら、
「儲かるから」の視点ではなく
「私がそうしたいから。」というような
そういった視点が肝です。

お金はかえって来なくてもいいの、私がこれを応援したいだけだから。
というような心持ちになれる
『無条件の好きや支援』が、結果的に形になりやすい、上手くいきやすいときです。

大きなチャレンジという様子も、浮かび上がります。
今までだったら挑戦しなかったことに、
思い切って飛び込んでいくのかもしれません。
一か八か、と腹をくくれることなら、ぜひやってみることをオススメします。

恋が芽生えるような運気でもあります。
異性との恋愛ということだけでなく、
憧れの存在ができるとか、
働きたいと思える会社に出会うとか、
一緒に歩んでいきたい希望を持つとか、
そうしたことまで広い意味を含んでいます。

 

天王星の牡牛座への移動も翌日16日にありますので、
今までの価値観で物事を見ないこと。
自分の価値判断、
価値の基準を明確にしておくことが非常に重要になります。

この新月をきっかけに、
一度ゆっくり、
ひとりで、
書き出して整理してみるといいかもしれません。

誰かがいいということがいいのではなく、
私が主体的にいいと思う、好きと思う、
そこがここから数年のカギになります。

 

メッキは、だんだん剥がれます。
そう書くと怖いような気もしますが、
本物だけ、
本当に大事なことだけ、
自分が心の底から価値を感じるものだけ、
残っていくでしょう。

相手の顔色を伺って、好きなふりをすることが
だんだんと、辛くなってくるはずです。
自分の真ん中にドスンと大きな柱を立てて、
自分が持つものを自分で決める。
いらないものは処分する。

会社に守られるようなことも、
もしかしたら期待しないくらいがちょうどいいのかもしれません。
個人の力が試されるとも言えます。

繰り返します、
メッキが剥がれ、本当のこと・ものだけが残るような数年になります。
泡は泡でしかなく、
掴んだら消えてしまうでしょう。
心を強く持って、歩みを進めていく。
この新月は、そのスタートになるでしょう。

 

4/30 蠍座の満月

4月30日の午前10時少し前、蠍座の9度台で満月でした。

サビアンシンボルは「昔の仲間を再び結びつける親睦会の夕食」。

蠍座9度台の月と、真正面にある牡牛座9度台の太陽が形作る満月に、
山羊座9度台にある土星がエネルギーを注いでいます。

共感や協調といったところを、
見直す時期に来ているようです。

誰かと共有して来た思い、
誰かに心を寄せ、気持ちが通じ合った記憶。
また、誰かとともに同じ方を向いて、共に歩んでいたこと。

そうした想いは、
私たちにたくさんの勇気を与えてくれるありがたいもの。

ですが、
もし今あなたがはばたこうとしているなら。
もしかしたら、その想いこそが
私たちの自由な発想や、のびのびとした行動を妨げてしまうのかもしれません。

あの想い。
あの共感や、協調。
一体感、素晴らしい記憶、充足感。
誰かの大事な気持ち。

そんな色々を、なかなか切り離せず、
次のステップへの一歩が踏み出せないこと。

あの人たちが大切だから、私はここにいるべきだ。
あの人達のおかげなのに、私のこの想いは裏切りだ。

そうやって、
自分を責めるような気持ちや
ダメな私という思いが、
知らず知らずのうちに心の奥深くに
ちょっとずつ錆が出るかのように溜まっています。


サビは、もう落としましょう。

大丈夫、あの共感や協調や、素晴らしかった一体感は
思い出という形で
あなたの血となり肉となって
確実にその身に宿っていますから。

あなたを待っている次のステージがあります。

 

4/16 牡羊座の新月

明日16日の午前11時少し前、牡羊座の26度台で新月です。

サビアンシンボルは「想像力を通じて、一度失われた機会を再び手に入れる」。

3週間強ほどの期間、逆行していた水星が、15日の夜で順行に戻ります。
そんな水星逆行の終わりとともに、新月がやってきますので、
ぱきっと切り替わる空気感を感じる方も多くいらっしゃるかも。

新月のサビアンシンボル「想像力」を後押しするような
他の星々の配置になっています。
特に蠍座の木星、山羊座の冥王星、魚座の海王星が小さな三角形を作っているのが特徴です。

新しい可能性が萌芽しています。
軽やかに夢を見る力と、
それを吟味することが大切なときです。

夢は果てしなく広がりますが、
同時にソラから壮大なダメ出しもされるかも。

それでもまた改めて、
仔細に妄想して、拡大して、吟味して、修正して、
あきらめずにそれを繰り返してください。

どれだけ自分の夢と向き合えるか、
どれだけ真剣に妄想できるか。
そんなことができるかどうか、にかかっています。


吟味するときのポイントは、肌感覚。
自分の感覚を信用しましょう。
ちょっとした違和感は、修正するべきというサインです。

また同時に、自分らしくある、ということを忘れないことも大切です。
無理をしてまで誰かのために、というよりは
自分自身が心地よくできること、
自分自身と調和していられること、
そんなことを念頭に、妄想と吟味と修正を繰り返してみてください。

この新月は
自分の夢と「とことん付き合える根気」のあったもの勝ち、
と言えるかもしれません。

 

3/31 天秤座の満月

31日(土)の夜9時半過ぎ、天秤座の10度台で満月でした。

今月2度目の満月、ということで「ブルームーン」でもありましたね。

この角度のサビアンシンボルは「眼鏡越しに、自分の生徒をじっと見る教授」。

今回の満月では、牡羊座にある太陽と、天秤座にある月とに
それぞれ90度の角度をなす山羊座で土星と火星が手をつないで滞在し、
直角三角形を成しています。
また太陽には牡羊座に滞在している水星が重なっているのが特徴です。

 

自分自身や、自分と他者との間で
新しいコミュニケーションが産まれる予感。
それはとても強力な「想像力」「創造力」を伴ったもののようです。

また遠くにいる仲間との関わりが活発になってくる気配もあります。
この遠くからという意味には、距離的な遠さとともに、
心理的な遠さも含まれます。

遠方にいる仲間、というだけでなく、
最近会話することがめっきり減ってしまった友人、というような
広い意味での「遠さ」もあるでしょう。

いつもなら身近にいる人に助けてもらうことが、
絶妙のタイミングで古い友人からふと送られてきたメールで解決することになったり、
自分が直接的にどうこうできないことが、
離れたところにいる仲間の手を借りることでスムーズに流れるようになる、
といった出来事が起こりそう。

どんな相手と交流をするときにも、大前提なのが
自分の常識だけで話を進めないということ。

自分が伝えたいことを、相手がどのように受け取っているか、
相手が100%で伝えたことを、自分がどれだけ受け取れているか。

そんなことに、今とても力のある「想像力」を駆使して
心を砕いて注意を払ってみるべきだと星たちが語りかけています。

まるで
メガネをちょっとずらして、
自分のためだけでなく広い視野で、
相手の思いにフォーカスを合わせるような心がけ。

そんなことが、ここからしばらく、
流れよく進むために大切なことだったりするようです。

 

3/17 魚座の新月

17日(土)の夜、魚座の26度台で新月です。
サビアンシンボルは「仲秋の名月が、澄み切った秋の空を照らす」。
春なのに、秋のシンボルというのが面白いですね。

さて、天体図を見ていきましょう。

10の天体が司る宇宙的な新年の「春分」直前の新月。
この辺りから、流れが切り替わって行く感じを受ける方々も多いと思います。

 

家族や、身近な人たちとの関係に、
愛と癒しの変容が訪れる方が多いかもしれません。
今回の新月は、そんな場所で起こります。

愛と癒しの変容といっても、その文字から受けるイメージ…「やわらかくあたたかいもの」とは限りません。
ちょっとガツンと、力強く感じるほどのことが身の回りの出来事として現れることもあるでしょう。

例えばお子さんが卒業する、ということも、生活のリズムが変わるほどのかなり大きな変化ですよね。

修復不能かもしれないと思えるくらいのこじれ方をする、とか
今までにないほどの大げんかをする、とか。
そんな可能性も秘めてはいます。

でも、大丈夫です。

新しい形で、新しい関係を築けるように、
新しく、今よりもっとベストな暮らしにつながるように、と星がフォローしてくれています。

そういう意味で、きちんと、愛と癒しの変容なのです。

そして、そんな出来事がひとつの大きな切り替えのサインです。

今までの古い荷物を降ろして、
もしくは何かを達成して、
一区切りをつけて、

そうして次へ向かって行く準備をするようです。

自分自身のあり方を、見つめ直す、
もしくは、新しい風に吹かれる、といえばいいでしょうか。

 

これまで地道に培ってきた、
ちょっとずつの頑張りとかちょっとずつの勇気などが、
この辺りで一度まとまってムググっと力を発揮する感じ。

だから、改めて頑張るというよりは、今回は流れにのているような感覚の方が当てはまると思います。

着る服のイメージを変えるとか、髪型を変えるとか、メイクをチェンジするとか、
そういうある意味で誰からも「わかりやすい」変化がしっくりきそうです。

自分で「楽しい」と思える変化に、一歩踏み出してみてください。

自分の土台(家族や家庭、家など)を機軸に、
「新しいことをはじめたい」という気持ちを
今はなによりも大事にすることをお勧めします。

 

3/2 乙女座の満月

3月2日の朝、乙女座の11度台で満月です。

サビアンシンボルは「結婚式のあと、新郎が新婦からヴェールを剥ぎ取る」。
ちょっとどきっとする言い回しのシンボルですね。

ここ最近、いかがお過ごしでしたか。
もしかしたら、ちょっと「流れ」が淀みがちだったりしませんでしたか?

仕事やプライベートでの物事の進行が、予定通りにいかないという方、
なんとなく自分の気持ちが乗らないという方、
いいことはあるけれど、喜んでばかりもいられない感じがして
例えば悪いこともしっかりセットになっていたという方、
そんな「なんだか今ひとつな感じ」がしていた方が
確かにいたのだろうと星々が語っています。

 

もしかしたら、
自分の意思とは無関係に、
周囲の状況や外的な力によって、仕方なくブレーキをかけるしかなかった、
なんてこともあったかも。

今回の満月図を見て読み取れるのは
そんな気配が「まだもう少し続くかも」ということです。

ただし、
これは「悪いこととかダメなこと」ではありません。

ひとまず境目をなくして、枠を全て取り払うような…。
決まりだから、とか
こうしないといけないから、という概念から解き放たれて…。

なんの制約もない状況、
誰とも競合しない状態、
これまでのルールや常識や忖度や気遣いや後ろめたさとお別れして、
そういう全てをいっぺん「ナシ」にして、
そこからもう一度、その秩序のないグチャグチャに手を突っ込んで

「えい!これだ!これこそが私の希望だ!私の未来だ!私の愛だ!」

と掴み取り、選び出すことができる、という気配なのです。

この満月で、ひと踏ん張り。
ちょっと大変でも頑張って「いまの私」と向き合った人は、
誰もまだ見たことのない未来を創造していける星回りです。

いかがでしょう、
この際グチャグチャにひたりきってみるのも、
なんだか悪くないような気がしませんか?

 

<部分日食>2/16 水瓶座の新月

2月16日の朝早く、水瓶座27度台で新月です。

この新月は部分日食ですが、残念ながら日本では観測できません。

サビアンシンボルは「切り倒され、のこぎりでひかれた樹木は、冬の薪の供給を確実なものとする」。
水瓶座の仕上げの度数に入っている場所での新月です。

 

ここまで、あなたはたくさんの経験を積んできました。
知識を蓄積してきたとも言えます。

たくさんの山に登った、とか、
分厚い本を開いて勉強をした、ということだけではありません。

毎日の暮らしに中に、
誰かを想うことの中に、
誰かと関係を紡ぐことの中に、
そうした何気ない瞬間の折々に、
経験や知識は
薄紙を1枚ずつ重ねたように
静かに、でも確かに、積み重ねられてきたはずです。

そんなあなたと、あなたの経験と知識が
新たな何かを生み出す気配です。
何かが動き出す、とも言えるかもしれません。

 

もしかしたら、まだ今は、
それがどんなことなのか、あなた自身には見えていないかもしれません。

独り言のように自然に、口に出してみましょう。
誰かに話してみることに、躊躇しないことが肝心。

情報を集めてみること。
苦手なら、誰かに相談すること。

やればやるほど、着実に自分のものにしていけますし、
誰かに相談したり話したりして、深めようとするほど
具体化や現実化が加速度的に進みます。

はじめのうちは、ぼんやりとしていていいのです。

照れずに、ひるまずに、アウトプットしていってください。

 

<皆既月食>1/31 獅子座の満月

今日の夜、10時半より少し前に、獅子座の11度台で満月です。
サビアンシンボルは
「素敵なランタンに灯された芝生の上での大人たちの夕食パーティ」。

なんだか聞くだけでワクワクする言葉ですね。

さて、この満月は皆既月食となります。
太陽が照らす地球の影で、月がすっぽりと隠れてしまう月食です。

皆既、と言う天文学的イベントを除いても、「月食」。
と言うことで西洋占星術的には次回の月食までじっくり続くテーマ、と言う意味合いを持ちます。

前回の月食(部分月食)は、昨年8月に水瓶座で起こりました。
そこから、今回の月食までの約6ヶ月。いかがだったでしょうか。

前回の月食の時の星読みは、このように書きました。

これまでの「自分中心」の世界から
もっともっと大きな視野に立つタイミングだと星が知らせています。

少々重圧を感じるようなことがあるかもしれません。
心に負担を感じる、とも言えるかも。
もしくは「本分」から逃れられないような気配があります。

(中略)

自分の内側で、そうした出来事が起こりやすいです。
他人から見たら、なんら変化はないのかもしれません。

ただ、確実に、やるべきでないことを明確化し、手放す流れが来ています。

社会の中でどういう立ち位置でいくのか。
私はどのように人々の前に出るのか。

相手にどのように見られて、どのように受け入れられるのか。
どんな才能で挑むのか、
どんな私として存在するのか。

この先、自分の人生という真っ白な紙に
どんな色で、どんな絵を描いていくのか。

そんなことが何度も意識にのぼってくるようです。
(後略)

 

さて、今回の月食の星読みに戻りましょう。

新しい可能性を模索するためには、
ひたすらに専心して自分を追い詰めるだけでなく、
時として心を解放して、気持ちを柔らかく、人生を楽しむことが大切です。

旅に出たり、
趣味に興じたり、
マッサージを受けたり
美味しいものを食べたり。

そうして、日々の暮らしに彩りを添えることで
カチカチに縮こまった考え方や方法、手段に
じんわりと余裕をもたらしてくれることでしょう。

余裕が出てくると、見えてくることがあります。

みんなちがって、みんないい。
と、金子みすずさんの詩にありますが、
今回の満月はひたすらにそんなイメージを浮かび上がらせます。

私にとって大切なものと、あなたにとって大切なものは違っている。
私にとってのバランスと、あなたにとってのバランスは違っている。

力の注ぎ方、
愛情のかけ方、
大切にする方法、
さようならの告げ方。

そんな様々が、「あなたらしさ」として形を表すようになるタイミングです。

誰かと違うことを、怖がらないでください。
誰かと同じことを、当たり前と思わないでください。

ここからしばらくは、
どの私が心地いいか、を見つめていく期間です。

どんな言葉を発するのか、
どんなものを食べるのか、
どんな人と会って話すか、
どんな時間の使い方をするのか、
毎日の様々を「自分で決めて」いいのです。

自分に、そんな「許可」を出してあげてみてください。

そうして、自分に嘘をつかない、無理をさせないという「心地よさ」からの安心感を手に入れましょう。

それをしっかりと持つことが、結局はあなたらしさであり、オリジナリティであり、
何よりも「無理のない生き方」です。

本来の意味での多様性。
生きやすさや、日々の心地よさにつながることができる時です。

この半年を逃す手はない、とソラの星々が語っています。

 

 

1/17 山羊座の新月

1月17日のお昼前、山羊座の26度台で新月です。

サビアンシンボルは「山の聖堂へとつらなる急な階段を上る巡礼者」。
どんなイメージを受けますか?

仕事に関して、
仕事といっても、会社でする仕事ばかりではありません。
家庭の中で自分が担っている役割や
地域コミュニティの中でできること、といったものまで含まれますが、
そうした「仕事」「役割」「立場」「つとめ」に関して、
よくよく『喜び』を見出せるような星回りです。

例えば、
これこそがわたしの幸せだ、これを仕事にしていこう、と気づく方がいたり
いつも同じことの繰り返しのような日常に、思わぬ楽しさを発見したり、
当たり前だと思って義務的にしていたことなのに、なにかのきっかけで(例えば誰かに感謝されるとか)、実はとても好きなことだと実感したり、
そんなことが起こるかもしれません。

 

ひとつ付け加えるならば、
山羊座さんで起こる新月ですから、
派手な気づきや出来事としてはなかなか現れにくいと思います。

どちらかというと、
じわじわと。
しっとりと。
繊細な、ドキドキ。

そんな現れかたをしそう。

ですから、しっかりキャッチできるよう、
細やかに自分の内側を観察してみてくださいね。


そして、そんなことを大切に扱うことで、
情熱に火がつく気配もあります。
上へ上へ、前へ前へ、進もうとするような度数の新月です。

トライしてみたいことがあれば、
どうぞ、このタイミングで、やってみてください。

現状を打破すること、が、この先の拡大につながる兆しがあるときです。

 

1/2 蟹座の満月

新年明けて2日、お昼前に蟹座11度台で満月を迎えます。

2018年、地球に一番近い場所で起こるので「2018年最大の満月」になります。
いきなり新年から「今年一番」ですね^^

 

サビアンシンボルは「中国人女性が、偉大なる教師の生まれ変わりであることを示すオーラを放つ、赤ん坊をあやしている」。どんなイメージを受けますか?

 

さて、ホロスコープに目を移します。
満月を形作るのは、蟹座にある月と、山羊座の太陽。
その月に、魚座の海王星と、蠍座の火星と、
さらにゆるくではありますが蠍座の木星が三角形(グランドトライン)を作っています。

水の3星座の星々のエネルギー。

そこに山羊座の太陽と、それにほぼ重なる金星が出口となって「カイト(凧)」の形をしています。

夢で見たり、ぼーっとしている時に浮かんだことに、
2018年一年の(場合によっては人生の)大きなヒントが隠されていることがあります。

そこに潜むものが、あなたの今後を大きく動かします。
パワーも十分に注げるようです。
また、何の制約も受けずに心に浮かんだ希望や、夢、妄想を、
叶えていくために「始動する」タイミングとも言えます。

2018年にしたいこと、もっとその先に叶えたい夢、そんなことを書き出してみてください。
具体的な言葉で、まるでそれがかなったかのような妄想をし、書き出します。

どうせこんなこと叶いっこない、とは思わないように。
ポイントは『制約をつけないこと』です。

自分の思いグセと向き合いことになるかもしれません。
どうせ叶いっこない、と思うのは、あなたの「思いグセ」なのですから…。
枠にはめず、柵で囲わず。
大風呂敷を広げてOKです。

 

すごく好きなこと、
没頭できること、
時間やエネルギーを費やしても苦にならないこと、
オタクと呼ばれるくらいに詳しいこと。

それが、得意なことだと気が付きましょう。

誰にでもできるわけではありませんし、
誰もが知っているわけでもありません。

あなただから。

そこを、素直に受け入れて。
まずは自分が自分の「得意」を認めてあげることです。

 

また、思いやりの心を大切に。
今はその心で、物事が動き、
場合によってはお金を生み出すような流れができます。

さらに幸運なことに、あなた自身がそれを楽しんですることができるようです。

イコール、
社会的立場の確立や向上の手立てと成り得ます。

「こんなことくらい、できる人はいっぱいいるし」
「私なんか、まだまだ」
「ちゃんとできるようになってから」

ついそう思ってしまう「心の癖」を、手放すタイミングだと、星々が教えてくれていますよ。