占星術師のひとりごと:ある知事の星

これは、西洋占星術を生業にする私が
とある方の生まれた時の星の配置を『勝手に』読み解き、
なるほど、こういう星をお持ちなのね、
そうか、この辺の星がこんなふうにあらわれたのかな、
とあれこれ検討(という名の妄想)を繰り広げる様を
あくまで自己の記録用に書き記したものです。

今回は
2024年の夏至の頃から(実は問題は春からだったようですね)
世間でちょっと話題に上りがちな
とある西の方の知事の星の話。

はじまりはじまり。

(※生まれ時間が不明なので多少ざっくりとした読み方になります)

本来はコツコツ粘り強く地道に頑張れる人です。
ただし、ご自身で「実直にそれを活かす」という意識を持たないと、
一転して計算高さや強いエゴが前面に出てしまう可能性を持っています

良くも悪くも野心的です。
ある種の計算高さと相まって、
一度手に入れた地位などは簡単には手放さないでしょう。

これと思ったものに対して
徹底的に取り組む強い精神を持ちわせていますが、
どんな分野、どんなものごとに
その「徹底的な力」を発揮するか、が重要です。
目標をしっかりと据えることで、この力が発揮されやすくなるでしょう。

「徹底的にやる力」を、復讐や仕返しなどに使うことも十分にあり得る人です。

また、極端さやニッチさとして
この力を発揮することもあるでしょう。
何かにピタッとハマった際には
その分野の専門家として一目置かれる存在になり得ます。

反発心が強いと読み取れます。
プライドの高さも見えています。
健全に発揮すれば問題ありませんが、
馬鹿にされたり侮辱されたと感じると
徹底的に応戦する可能性が高いでしょう。
前述の「徹底的な力」をここに投入してしまうと、
相手や仲間、周囲の人、社会の声などに対して
ファイティングポーズを取るような人になる場合もありそうです。

虚栄心が強い、自惚れやすいという星も見えています。

常識に縛られず自由に発想できる人ではありますが、
それを「みんなのため」に発揮できるかというとピンときません。
「自分に対して発揮する」という規模感なのです。

ここを「自分を起点にみんなのために」と、広げる意識で考えられれば、
政治や行政(首長)に携わる才に変換できるのですが、
いずれにせよ元々それが自然にできるのではなく、
自分で努力して育んでいく必要がある、というのが難点かもしれません。

頭の回転は早く、言葉にも力があります。
思春期あたりから「口が立つ」「口が達者」であったのではないかと思われます。
お仕事に生かすとすると、営業職などが適しています。
競合プレゼンで仕事を勝ち取るとか、
商品を売り込んで販路を拡大していく、といったことに
非常に有効に使える才をお持ちです。

ただし加減を間違えると、
その口達者さを他者への攻撃に使ってしまうこともあるでしょう。
結果的に敵を作りやすい、ということにつながります。
もしくは相手を口汚く罵る、というようなこともありそう。
調子に乗るとそうしたことにつながりかねませんから、
いろいろな意味で「自制心」を養うことをお勧めします。

またこの部分についてより深く読むと、
実はよく付き合うと、話に深みのないタイプである、
という様子が見え隠れしています。
軽いというか、薄いというか。

政治家にはカリスマ性が必要かと思いますが、
本人が思っているほどそうしたものは周囲の人には感じられず、
人望もご本人が思うほどはないのかも。
持っている知性を「自分を大きく見せること」に使うことで
余計に周囲に残念な印象を与えることになるでしょう。

リーダーに向いていそうですし
実際に人をまとめることはできるのですが、
実は長続きしない、という形で現れることもあります。

本心を素直に打ち明ける、
不安も吐露する、
できない自分も自分で認めて開示していく、
というようなことができるようになると、
じわじわと信頼され、人徳も磨かれていくのですが、
そこに踏み込む勇気を出せるかどうかが
張子の虎で終わるかどうかの分岐点になるでしょう。

例えば、
ビジネスの世界で、
「自分が頑張って認められる」
「自分の会社を大きくする」
「自分の会社の社員たちのために稼いでいく」
というようなステップを踏み
十分にさまざまなことを経験されてから、
「行政や政界に進出する」というルートを辿ると、
持っている力を理想的に発揮できたのではないかと思われます。

そういう経験の中で、
頼ったり頼られたり、
助けたり助けられたりしながら、
自分の本音をわかってくれる腹心のような存在と信頼関係を築き、
そこから背中を押されるような形で政界に打って出る、というイメージが
この方の目指す「成功」の形に適していたのではないか、と。

一見できそうに見えるし、
自己認識も「おれ、カリスマ」になりやすい星をお持ちなので
そこと現実フェーズの隙間を埋めていくのに
身体と心に経験をたくさんさせてあげることが、
遠回りのようでいて成功への最短ルートだったと感じます。

最初から凄そうな感じの環境に身を置いて
やっぱり俺すげえ、って思っちゃうと、
人生の途中でつまづきやすい、ということかな、と。

これから『目指す成功』に向かうには…

「自分の半径3mにいる人の幸せ」をイメージして、
信頼してくれる人を信じて、
元々お持ちの「コツコツ堅実に」を実行していくことで、時間はかかっても最後に笑える可能性はあると思います。

まあ、でも、これも全部勝手な話。
実際にいま
ご自身は成功していると思っているかもしれませんし、
もっと違う成功を目指していらっしゃるかもしれませんので、
これはあくまでこちらの目に映る姿から
『勝手に』述べているだけの話ということでご了承ください。

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