西洋占星術のセッションを受けるときに、
誰にみてもらうか、意外と悩むことがあるのではないでしょうか。
kairosにいらっしゃるお客さまは、どこかで知っている、つながりがある、という方が多いのですが
たまに本当に初めてで、どんなルートでいらしてくださったのかわからない、という出会いもあります。
先日、ある方とお話ししていて
「みてほしいけれど、相談するうちに内情を外に漏らしてしまうと思うと受けられない」ということを耳にしました。
もちろん、お客さまとしていらしていただいた方の話を自分以外に漏らさないというのは、
占星術師として職業倫理的に至極真っ当なことです。
とはいえ、
「だからと言って、安心して気軽に喋れるかというとそうでもない」ということが
お客さまの側としてあり得るのも理解しています。
そこで、知人の紹介とか元々の知り合い、なんていうつながり以外でセッションを受ける際に
どんな占い師を選ぶといいか?という視点で、おすすめのポイントをまとめました。
基本的に西洋占星術を想定していますが、占い全般に通じているかと思います。
これは、私がこの領域に両足を突っ込んでいる経験からくるものです。
外側からはよくわからなくても、「自分に合った占い師」を見分けるポイントになるかと思います。
よろしければ参考にしてみてください。
おすすめポイント①:自分の感覚と近い占い師(占星術師)にみてもらうこと
人間誰しも「合う合わない」ということがあります。
これは普段の人間関係なら当たり前なのに
こと自分と占い師(占星術師)となると
つい忘れがちになる点だと思います。
このミスマッチをそのままにすると、
全てを盲信的に信じる、とか
せっかく占いに行ったのに
何ひとつ響かず変わりもしない、とか
そういうことになりかねません。
また信用できないとか、
信じすぎて人間不信になるとか、
素直に聞けばいいアドバイスのはずなのに
なんとなく占い師と気が合わないから
行動に移さなかった、なんていうことになるかも。
もったいないことです。
とはいえ、感覚が近いかどうかなんて
知り合いでもなければなかなか知ることができないかも。
でも今はSNSなどの媒体が味方してくれます。
もしみてもらおうかなと思う占い師が
なんらかの発信(ブログやX、インスタの写真、その方自身のコメントなど)をしているようなら、
いくつかの投稿をぼんやりとチェックして
- 嫌な感じがしないかどうか
- 違和感がないかどうか
- 自分の思考と異なりすぎていないかどうか
- 自然に頭や心に言葉が入ってくるかどうか
などの点に意識を向けてみてください。
好き、まで行かなくてもいいと思います。
「イヤではない」くらいなら
お試しメニューで
みてもらってもいいかもしれません。
おすすめポイント②:脅すような方向性の占い師は選ばない
ネガティブな言い方、
悪いことばかり言う、という占い師は
選ばない方がいいと思います。
「あなた地獄に落ちるわよ!」
みたいなのは
ちょっとどうかなと思うんです。
占いって、幸せになりたくて、よくなりたくて受けるものですもんね。
(そうでない方はこの記事は必要ないと思うので、ここで離脱していただければ^^)
変な話ですが、占いは「よくない」ことの方が当たります。
なぜなら人間は(もう少し言うと日本人の大まかな傾向として)
ネガティブなものごとほど敏感にキャッチしやすいという性質があるから。
だから
「明日のあなたは小さな幸せに出逢いますよ」と
「明日は朝からよくないことがあるから、出かける時は細心の注意を払って」
と言われたら、後者の方ばかりを頭の中で思い巡らせ
ちょっとした「悪いこと」に出くわせば
「ああ!言われた通りだ!」となるからです。
でも前者の幸せの方は忘れちゃってたり、気づかないでスルーしたりしちゃう。
それこそ、出がけに玄関を開けたら雨が降っていたとする。
そうすると
「ああ、本当だ、雨だ、晴れて欲しかったのに!悪いことが当たった!!」となる。
でも出がけに降ってくれたおかげで傘を忘れずに持っていくことができた、としたら…?
それは『小さな幸せ』だったのかもしれませんよね。
出かけてから降ったら、ずぶ濡れだったかもしれないですし。
それでも、よほど意識していないと「ネガティブな方」を大きく受け止めてしまいがちなんです。
それなのに、悪いことばっかり言われたら?
脅すような言葉を浴びせられたら?
だから、あまり「悪いこと」を言う占い師さんには近づかない方がいいと思っています。
そうじゃないと、「人生悪いことコレクション」を始めることになってしまうから。
できれば
- Happy
- Lucky
- 嬉しい
- 楽しい
- しあわせ
- 大好き
をコレクションする方が、人生全般において充実度や満足度は高まると思うんです。
ですから、
脅すようなこと、悪いことに関するボリュームの多い人は選ばない。
いいことばかり言われてもな…
かえって信用できないぞ…
ということなら、
悪いことも言ってくれるけど
それにどう対処すればいいかのアドバイスもくれる、
みたいな方を選んでいくほうがいいんじゃないかと、私は思っています。
おすすめポイント③:当たるかどうかで選ばない
当たると評判の占い師さんって、気になっちゃいますよね。
前述の②とも関連するのですが、
当てようと思うなら
占い師の側としては「悪いこと」を伝える方がいいのです。
セッションを受けた方が「悪いこと」の方に敏感なので、
結果的に「なんてこった!占いが当たった!」と思ってくれやすいから。
また『当てること』に重きをおく占い師は、自分のためにやっていると思っています。
当たったと言われる自分、
当たっていることに価値があると思っている自分、
そこを満たすためにやっているのでは?ということ。
本当に当たる占い師さんは、当たっているかどうかを気にしません。
占いに来てくださった方がどうすれば抱えている問題を解決できるか、
その方の持つどの部分に意識を向ければ望む人生が手に入りやすいか、
そんな観点でセッションを行います。
だから、結果的に当たるんです。
(とはいえ、受けた方の行動次第の部分もあります。
そして実はこれが本当の意味での「当たる」「当たらない」の分岐点だったりもします)
当たる占い、と謳っている占い師さんは
『当てること』にフォーカスしています。
それは「占い師自身のため」なのです。
原因は承認欲求だったり自己肯定感を高くしたいためだったり、
その人自身も気づいていないような無意識の何かかもしれません。
が、いずれにせよ
「占いにいらしたお客さまのため」ではない、というところがポイントです。
もうひとつ付け加えると、
コールドリーティングを用いている占い師もここに該当してきます。
「当たる」と言ってもらうために、
自分のすごさをお客さまに信じ込ませるために、やっているのです。
ですから当たるかどうかではなく
前述の①の感覚を大切にして、
さらに②をチェックしてみる。
どんなに当たる占い師だと言われても、
感覚が合わなさそうだったり信用ができない感じがしたら、
なんとなくであっても、ご自身のそのセンス、直感、感覚を大切にして
他の方を探すようにしてみるといいのではないでしょうか。
余談ですが、大事なポイント!
ちなみに、「当たる占いに行く」のではなく、「占いは当てに行く」が基本原則です。
どんなに運勢が良いと言われても、待っているだけではなかなか叶いません。
「こうなりたい!」のなら、そうなるように行動していく必要があります。
これは私自身の過去の苦い経験から得た知見です。
ぜひ、頭の隅に置いていただければ幸いです。