CM制作時代の思い出

先日、うちの近所でドラマの撮影をしているのをみて、ふと思い出しました。

CM制作時代(バリキャリでした…)、下っ端だった当時の私、
ロケのときの交通整理も仕事のひとつでした。

歩道を行き来する方々にスタッフがぶつかったりしないように、とか
カメラが回るタイミングで人の流れを止めるために、とかで
ちょっと離れたところから大声で他のスタッフに

「歩行者とおります!」
「自転車通ります!」

と声をかけるわけです。

カメラが回るときには
「すみません、すぐおわるのでちょっとお待ちください!」
とお願いしたりします。

ところがわたしは、
「歩行者とおります」
「自転車通ります」
というのが、どうしても解せなかったのです。

本来往来するための道路をこちらがお借りしてるのに、
その言い方でいいの?と思っていました。

 

 

なので…。
わたしは

「歩行者の方、通られます」
「自転車の方、通られまーす」
と言っていました。

それはもう、かたくなに。笑

それでも、別に何も起こらなくて、
お願いしても止まってくれないおじさんもいましたし、
すごく文句を言いながら通っていくおばあさんとかもいらっしゃいました。

丁寧語にしたからって、
立ち止まって協力してくれる人が増えるわけでもなかった、ということです。

それでも、

やっぱり丁寧な言い方を
誰も聞いてなくても続けていました。

変なこだわりです

あるとき、あれは白金だったか、蒲田だったかでロケのとき。
いつもと同じように

「歩行者の方、通られまーす」
「自転車の方、通られまーす!」

と声をかけていたら、
自転車のおじさんにガッ!と腕をつかまれました…

あれ?怒られるのかな?
と思い

ビクッとした次の瞬間…。

「あなた、ちゃんと自転車の方、っていっていて、えらいね!
 そう言うべきだよねっ!」

と言われたのです。

 

おじさんはこちらの様子など気にもとめず、
一人で納得したように頷きながら去って行ったのですが、
私はなんだかすごくうれしくなったのでした。

そう、あれは今をときめく某高視聴率女優さんが、
演技をしはじめた当時のCMでしたっけ…。

不思議なことを思い出しました。
なんだか、あの出来事はすごくうれしかったんだな。

オチがなくてすみません。

 

写真は一番忙しかった当時、横浜ロケハンのときの1枚です。

 

あまり自分の写真が残っていないのは
今のように気軽にスマホで写真が撮れるような時代ではなかったせいと
現場では写真を撮るような時間が全くなかったから、ということだと思います、
下っ端だったので ^^

懐かしい思い出です。

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