犬と不調と消化とアーユルヴェーダ

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    犬と不調と消化とアーユルヴェーダ

     

    アンディ(愛犬)は、基本的にいつも健康体。
    ただ、暑さには弱いので、
    暑さ適応をしていくこの時期には、
    皮膚がかゆくなりやすかったり(これは最近は乾燥の時期の方が不安定になるようになった。年齢による変化もあります)
    おなかがゆるくなったりする。

    お腹に関しては、
    なにか極端にストレスがかかったときもおなかがゆるくなるけど、
    そうでない、普通にゆるくなるとき(日本語変?!)は、
    その2日前くらいから、
    なんとなーく、ごはんをたべたくなさそうな素振りをみせる。

    集中してお皿に顔を突っ込まずに、
    3口くらい食べたらフラーッと回ってみたり、
    人の顔を見つめてみたり、
    物音に反応してみたり。

    そうして、その2日後くらいに、最後のほうだけゆるいウ●チをする。

     

    アンディをずっと診てくれている動物病院のS先生が、
    アンディの常備薬にと、おなかゆるい対策の薬を出してくれている。

    あまり薬を飲ませたくない私なのだけれど、
    そこはQOLの問題でもあって、
    「おなか痛いまま、数日過ごさせるのもかわいそうかも?」
    「お尻も赤くなっちゃうしね」
    というS先生の提案に、
    たしかにね、と納得した私は、
    アンディがおなかをこわし、
    これは薬を飲んだほうが良さそう、と判断すると、2〜3日だけ、投薬する。

    お腹の細菌のバランスを整えるための、軽めの薬。
    これはもう、5年くらい、そんな感じでスタンバイしている。

    それでも去年は薬を使うぞ、という判断をするほどにはおなかを壊さず過ごしたアンディ。

    そして今年。

    今年はここ数週間、気温差が激しくて、
    さすがに人間もへばりそうな中、
    2週間ほど前?ちょっとゆるくなったアンディのウ●チ。

    ■犬のいいウンチ

    さて、ここで、犬の「いいウンチ」について。チェックする点は下記のような感じです。
    ・色:いわゆる茶色と言われる範ちゅう。食べるものによって色が変わることも。白すぎたり、黒っぽすぎたりは不調を表すと言われています。
    ・かたち:コロッとまとまったものがいくつか。鹿のフンみたいだったり、ペチャッと広がったりするものは不調のサインかも。
    ・かたさ:袋やティッシュなどでつかめるくらい。コロコロかたすぎたり、べちゃっと残るのは柔らかすぎる。
    ・におい:食べているものにもよりますが、臭すぎるのはなんらかの胃腸の不調かも。ただしより注意するべきは「最初からずっとクサイ」よりも、「なんだか最近ニオイが変わった・くさくなった」の方かも。

    他に回数が多すぎる、少なすぎる(外でしかしないので1日1回など状況に合わせている可能性もあります)、表面に膜のようなもので包まれている(粘膜便)、など、体の中で起こっているなんらかの変化を、おもてに見せてくれるものでもあります。

     

    薬を飲むとすぐよくなる。
    念のため2日飲む。
    というのを間を数日空けて2回繰り返して、
    2日ほど前。

    また「うーん、ちょっとゆるい?」

    …。

    そこで私は考えた。

    これは…
    おなかの細菌のバランスじゃないんじゃないか…。

    このところ、ごはん食べたくなさそうなそぶり。
    なんとなく、ウンチも臭かったような気がする。
    いや、確実に、最近臭かったな…。
    ってことは、
    人間の体に置き換えると、消化の問題か…。

    うん、
    間違いなく消化の問題だな。
    じゃ、
    いつもより消化を意識して、
    消化のにいい食事にしてみよう。

     

    できればアンディが楽しくたべてくれて、
    喜んで、
    消化にいいもの。

    よーし。
    鶏の雑炊だ。
    いや、むしろお粥か!?

    そして、
    消化にいいようにバスマティライス(細長いお米)で
    消化にいいように鶏の胸肉のミンチで
    おかゆさんを作って食べさせてみた。

    バスマティライスにしたのは、
    日本のお米より粘り気が少なく、消化がよりいいから。
    胸肉にしたのは、
    モモなどだと、脂分がやっぱり消化には負担になるから。

    ↑インド料理などでよく使われるバスマティライス

     

    おなかがゆるかった日の夜から食べさせて、
    アンディは頭を上げずにガッツガツ食べまして、あっという間に完食。

    翌日の朝と夜も、これ。
    その日はウ●チせず。

    これは、いい兆候。
    おなかゆるかった日の翌日にすると、
    まだゆるいのが出てくる可能性が高いので、
    1日スキップしたということはおなかがちゃんと働いているのだろうと楽観。

    さらに翌日の朝(今朝)、同じおかゆさん。

    そして、朝の散歩の時に、ウ●チ。
    形といい、色といい、すごくいいウ●チ。
    しかも量が少ない、
    ということは体に必要なものが吸収されて、
    もういらないよ!と排出されるものが少ない(=必要な栄養が多かった)ということ。
    よしよし、いいぞ。

    ウ●チをとった袋に鼻を近づける。
    うん?
    あれ??
    匂いがしない???

    つい3回も、袋に顔を近づけて嗅いじゃいました、
    爽やかな朝の空気の中を走る多摩川のランナーに混じって。笑

     

    やっぱりにおい、ほぼしない。
    あー。
    お腹にあってたんだなー。
    よかったなー。

    ということで、今は
    今夜のご飯をどうしようか、ちょっと考えているところです。

    体に合っていると、
    ウ●チの量は少なめだし、
    においはあまりしないし、
    色艶形もいい。
    まさに。

    これ、実はアーユルヴェーダで人間用に学んだことと同じです。

    もちろん、私は大学院などで小動物栄養学なども勉強していますので、
    そこで得た知識も知らないうちに生かしているわけですが、
    やっぱり私自身が、
    自分自身の体調と「いいウ●チ」の関係について、
    ずっと観察しながら自分で実験したりして納得したからこそ
    アンディに応用しています。
    同じ動物だし^^

     

    やっぱり、
    飼い主に与えられたものしか食べられないペットさんにとって
    どんなものを選んで与えるかって重要だな、と
    改めて感じた出来事でした。

     

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